異なるものは異なります。
経営者と税理士のそれぞれの視点
事業や会社を何としてでも守る
必要のある経営者の方の中には
「なんとか納める税金を少なくしたい」
と考える方が少なくありません。
中には、
法律では認められていないこと
に踏み込んででも
「税金を減らしたい」
と考えてしまう方もいるかもしれません。
一方で
税理士の立場からすれば
「法律に基づいて税金を計算すること」
が求められている以上、
法律に基づかない税金の計算方法
は採用することができません。
税金を計算すること
1つ取ってしても
経営者からなのか税理士からなのか
その立場によって
その視点が異なることは
十分に理解しておかないと
いけませんよね。
立場によって変わる視点を考慮して対応すること
法律に基づいて税金を正しく
計算する税理士の立場から見たときに
税金の負担を少しでも減らしたい
と考える経営者の視点を
どう理解して、どう考慮して
対応するかが求められている
と感じています。
税金の負担を少しでも減らしたい
という意向をそのまま
受け入れるのではなく
なぜ、そのように感じているのか
を確認してみることも1つです。
現状の事業のお金の流れを
把握できていないことへの不安
によるものであれば
税金のことの前に
事業のお金の状況について
理解して頂く必要がありますよね。
あるいは、
売上の入金時間が遅いことにより
毎年の納税時期に資金繰りが苦しくなる
という課題を抱えているのであれば
借入するなどして手元のお金を増やすこと
が必要かもしれません。
税理士側からは見えていなかった
視点が分かれば
その経営者の不安を取り除く
取り組みにもつながるものです。
モノゴトの見方は
それぞれの立場が異なる以上
変わって当然。
そう理解できれば
相手との意見や考えに相違
があったとしても
相違があること自体は
気にならなくなりますよね。
その相違の原因はどこにあるのか、
その相違を縮めるにはどうすれば
いいのか、
を考えて行動すればいいわけです。
無くすことができない相違であれば
無理に無くす必要はありませんしね。
モノゴトの捉え方は人それぞれ
モノゴトの捉え方が
自分自身と全く同じになる人はいない。
そう考えていると、
異なる考え方や価値感に出会っても
それを無理矢理直そうとする発想
も生まれません。
もちろん法律や倫理的に
反していることであれば
その旨を伝える必要はあります。
そうではない
モノゴトの捉え方の違いであれば
まずその違いの原因の理解に努めて
どうすればいいかを
考えるようにしたいものです。
【編集後記】
Notionを日常的に快適に
使い続けているのですが、
もう少し踏み込んで使いこなせる
ようになりたいと感じる
今日この頃です。
【昨日の1日1新】
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