目指す場所をはっきりさせること。
どこを目指せばいいですか
経営者の方から聞かれることの1つが
「いくらの利益を目指せばいいか」
ということです。
事業をする限り、
利益がマイナスになる
赤字を目指す、
なんてことはほとんど
ないはずです。
利益を残して、
黒字にするからこそ、
お金を残すことができます。
そして、そのお金があるから
将来に向けた投資に使ったり、
社員さんがいれば
ボーナスや昇給のための原資
にすることもできるわけです。
じゃあ、
黒字を目指すとしても
いくらの利益を目指せば
いいのか、
ということになりますよね。
目指すのは黒字にする、ではなく利益率○パーセント。
「黒字を目指します!」
利益がマイナスの赤字ではなく、
利益がプラスの黒字を目指すこと。
悪くはないと思います。
けれど、
最終的な利益が1万円も黒字、
最終的な利益が1,000万円も黒字
です。
なので、
「黒字を目指す!」
だと、目標がぶれますよね。
本当は、黒字であっても
そのプラスの利益から
税金を支払い、
そこから借入の返済をしたり
将来のためのお金を残したり
するわけです。
そうすると、
黒字を目指すよりも、
「〇〇万円の利益を目指す!」
といった具体的な金額を
設定する方がいいですよね。
さらに、
「〇〇万円の利益を目指す!」
だけでなく、
「利益率〇パーセントを目指す!」
という利益率目標も
設定しておいた方がいいです。
例えば、
500万円の最終利益を目指す。
としていればどうでしょうか。
500万円の利益は確保できそう、
と分かった時点で
それ以上の売上が見込めたとしても
利益目標はクリアしているので
余分な経費を使ってしまう、
なんてことが起きてしまう
かもしれません。
それよりも、
「経常利益率、10%を目指す!」
としておけばどうでしょうか。
目標の500万円の利益を
クリアしたとしても、
さらに売上が増えれば
経常利益率10%が目標なので、
目標利益も増え、無駄な経費を
使うこともできなくなりますよね。
「黒字を目指す!」
も大切ですけど、
「利益率〇%を目指す!」
の目標利益率を決めましょう。
例えば、
経常利益率の目標は常に10%を目指す
としておけば分かりやすいですよね。
利益を残し、お金を貯めて安定経営を
単に黒字を目指すのではなく、
利益を残し、お金も貯めて
経営の安定化を目指したいですよね。
常に3ヶ月分の売上に相当するお金が
預金残高に入っていれば
どうでしょうか。
お金がなくなるかどうかを
心配する必要がなくなり、
経営の判断にも余裕が生まれますよね。
そのためにも
利益率目標を決めてみませんか。
たとえば、
経常利益率10%を目指してみては
どうでしょうか。
【編集後記】
入院している次男ですが、
昨日の午後からは元気になって
きていました。
このまま退院に向かうと
いいのですが。。
【昨日の1日1新】
・極酒場ラーメン
・王将府庁前店