比率を見る時は、計算に使う数字も押さえること

比率だけでの判断は危険です

20220125

前月比、前年同月比の比率を使わない

お客様への数字の報告の際、
前月比、前年同月比の比率を
使うことはほとんどありません。

「前年同月比で売上が○○%増えました」

「前月比で売上が○○%減りました」

昔はこういう報告をしていたこと
があるのですが、
そもそも前年同月、前月と比べても、
変化があるのが当たり前ですよね。

外部環境や内部体制にも変化があるので
数字にも当然、変化がでるはず。

前年同月比、前月比よりも
そもそもの目標額と比べた達成率の方が
より状況を確認する上で
大切な情報だと考えています。

そもそも比率だけで見るのではなく
実額の金額を見て現状を確認
しないといけませんよね。

比率を見る時は、計算に使う数字も押さえること

前年比、前年同月比で30%売上が増えました

という情報があったとしても、
そもそも前年の数字の水準が低ければ
30%の売上アップがあったとしても、
実際には事業を続けていくために
必要な売上には足りないことになります。

30%アップという数字だけが
一人歩きしないように
30%アップの計算の根拠になった
金額の数字も確認しないと
いけませんよね。

他にも○○%の有効率、
といった数字で効果を表現するもの
を見かけることもありますが、
こうした比率の数字も
比率だけで判断しないように
気をつけたいものです。

そもそもどんな数字を使って
比率を計算しているのか。

その計算方法が本当に実態を
表しているのかを確認する
習慣を持っておきたいところです。

傾向を見るための比率、判断には実額も確認する

モノゴトの傾向を見るでは
比率を使うことで
分かりやすく伝えることが
できるメリットが生まれます。

けれど、
何かの意思決定をする場合には
比率だけで判断することなく
その比率を計算する実額も確認する。

比率だけによる情報によって
誤った判断につながらないように
気をつけたいですね。

【編集後記】

昨日も確定申告の資料が
いくつか届いてありがたい限りです。

今月期限業務を早く終わらせて
次に移らないと(^^;

【昨日の1日1新】

・前田珈琲 スペシャルブランドコーヒー龍之助

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