営業じゃなくても貢献できること
営業じゃないので数字の勉強は不要
中小企業の場合、
売上を増やすために営業活動をするのが
社長1人だけだったり、
社長と数名の営業社員だけ
だったりすることが少なく
ありません。
すると
会社の数字を理解して
売上をどう増やすか、
という話しをするとしても
その話しに興味を持てるのは
社長や営業担当者に
限られてしまいます。
営業をしない社員さんに対しては
営業じゃないので数字の勉強は不要、
数字の勉強をしたとしても
売上を増やせるわけではないので、
と社長自身が考えることもあります。
確かに、売上を増やす仕事を
していない方に対して、
「現状の数字を理解して、売上を増やそう!」
と伝えてもなかなか聞いてもらえない
ですよね。
できないことをやろう、
と言われてもできないものはできない、
と考えるだけです。
売上より利益に着目する。全社員が利益に着目する意味。
こうした時に社長にお伝えすることが
売上より利益に着目すれば営業以外でも生み出せる
ということです。
企業を維持するためには必要なものは
粗利益や経常利益。
どれだけの売上があるか、
よりもどれだけの利益があるか
が必要になりますよね。
会社やお店の利益に着目すれば
社長や営業担当じゃなくても
その数字を増やす努力
ができます。
商品や材料の仕入金額をどう抑えるか、
廃棄する在庫をどう減らすか、
効率的は働き方で残業を減らす、
経費の見直しをして予算を設けて
それ以上、発生しないように管理をする。
できることを探せば、
利益を増やすための行動を
見つけることができて、
それをそれぞれの立場の社員が
同時に実践すれば
利益の数字も変わりますよね。
なぜ利益が必要かを全社員に伝ええ、
全社員が売上よりも利益に着目する。
そうすれば、会社やお店の
数字も確実に変化をもたらすことが
できますよね。
もちろん、ただ利益を増やそう、
というメッセージを全社員に伝えても
伝わるものでもありません。
利益を増やすこと、残すことで
どんなことを実現したいのか、
将来どんなビジョンに向かっていくのか
といったことも伝えておく必要が
あります。
利益を共有するには覚悟が必要
全社員に利益に着目してもらう
ようにするには
利益の数字を共有すること
も必要になってきます。
利益に着目して
どう利益が変化したか、
どう利益に貢献できたか
が分からないと
利益に着目して行動したことが
うまくいったのかどうか
分かりませんよね。
ただ、利益の数字を
全社員で共有するには
経営者の覚悟も必要になります。
最終的に利益を残して
会社やお店を維持させる責任は
経営者にあります。
会社やお店の維持が難しくなる
ような利益にならないようにして
その数字を共有する。
経営者の覚悟がないと
利益までの数字を共有すること
は難しいですが、
共有できると
経営者自身がなんとしてでも
利益を残さないと、
とい動機付けになりますよね。
【編集後記】
利益までを社員さんと共有されている
ところだと、
コロナ禍の影響で売上、利益が
大幅に減少したことも
数字を共有せざるを得ません。
厳しい数字に直面することになりますが、
逆にどう数字を残していくのか
を考えるきっかけにもなりますね。
【昨日の1日1新】
・ミーノ空豆味