順番がありますよ。
○○率の確認は欠かせない
会社やお店の経営数字を見るときに
○○率を確認することは欠かせません。
原価率が○○パーセントで、
粗利益率が○○パーセント。
外注費率や経常利益率。
粗利益に占める
人件費の割合である
労働分配率。
飲食業であれば
売上に対する
原価と人件費の割合である
FL比率など。
ただ、売上や利益といった
数字がいくらになっているか、
を確認するだけでなく
「○○率」を確認すること。
すると、その会社やお店が
いまどういう状態で、
どこを改善した方がいいのか、
といったことも見えてくるものです。
とはいえ、
「○○率」を10個、20個と並べても
何がお客様にとって大切な比率か
が分からなくなるので、
お客様にとって必要な
「○○率」だけを伝えるように
しています。
○○率はあくまで目安。まずは必要額を確認して目指す。
経営の数字を見るときに
「○○率」を確認することは
欠かせませんが、
あくまで目安に過ぎないんです。
大切なことは
必要な「金額」を
確認することです。
例えば、
飲食業であれば、
一般的に原価率は30%、
と言われています。
そのためある飲食店が
材料費を削って、
原価率を25%を達成したと
しましょう。
原価率が25%であれば、
粗利益率は75%になります。
1ヵ月の売上が200万円だとすると
原価は50万円で
粗利益は150万円に
なりますよね。
でも、
毎月の人件費や家賃などの
固定費と借入の返済額の合計額が
170万円だったとすれば
どうでしょうか。
その170万円は粗利益で
まかなわないといけません。
その粗利益が150万円しか
なければ赤字になりますよね。
西順一郎先生のSTRAC表を元に作られた
和仁達也先生の「お金のブロックパズル」
を活用してイメージで確認してみると
よく分かります。
そうすると、
赤字にならないために必要なことは
原価率25%を目指すこと
ではありませんよね。
まずは
なんとか粗利益の
金額を170万円に
をしないといけない
わけです。
原価率が30%であっても
250万円の売上を確保できれば
粗利益は175万円になるわけです。
これで赤字を解消して
借入の返済もできますよね。
原価率を何%にするかを
目指すよりもまず
必要な粗利益額を確保する
ことが優先です。
○○率が悪くても、狙っていればOK
先ほどの飲食店の例であれば
必要な粗利益額を
確保することができれいれば
原価率が高くてもいいわけです。
人件費の割合や
労働分配率が高くても、
社員さんの給料は
できるだけ増やして行きたい、
と狙っている会社やお店
であれば問題ありません。
必要な粗利益を確保して、
利益を残していれば
何ら問題ありませんよね。
○○率だけにとらわれないように
まずは目標とする
理想の利益の金額を
確認することからですね。
【編集後記】
昨晩は家族全員での外食で
焼肉の予定だったのですが、
次男が本調子じゃなかったので
長男と二人焼肉。
まだ小学1年ですが、
食べる量は私と変わらず。。
成長を感じますね(^^;
【昨日の1日1新】
・Scrapboxお試し
・白くまシュークリーム
・長男と二人で焼肉