決算書だけだと見えてきません
会社全体で見ても分からない
今の仕事では
さまざまな会社や事業の
決算書を見る機会が
あります。
例えば3年分ぐらいの決算書を見ると、
・毎年、一定の利益で黒字を続けているから安定している
・昨年より利益は減ったけど、売上が伸びているから成長している
といった推測もできます。
でも、
安定している、成長している
からといって
経営者の方が安心しているか
というとそうでもないんですよね。
決算書で会社全体を見ても
分からないことが多いです。
利益が出ているかどうかは部門で分けて確認する
決算書だけを見ても
会社や企業の状況は詳しく
分かるものではありません。
だからこそ
お客様には
利益が出ているかどうかを
会社全体で見ることはもちろん、
部門に分けて確認して
頂くようにしています。
たとえば、
5店舗展開の飲食業を営むA社があれば
A社全体の売上高、原価、粗利益、経常利益
だけでなく
B店、C店、D店、E店、F店の
売上高、原価、粗利益、経常利益
も確認できるようにします。
店舗ごとじゃなくても
G事業とH事業と事業ごとに
分けるケースもあります。
それぞれの店舗、それぞれの事業の
状況が分かれば、
それぞれに対して何をしていくかを
具体的に考えることができますよね。
さらに、
こういった店舗ごと、事業ごとの
数字を社員さんとも共有できれば
社員さんにとっても数字が
自分ごとに近付きます。
自分の所属している店舗、事業が
他の店舗や事業と比べてどうか、
は気になるものですし、
よりよい数字にしたい、
という想いも生まれますよね。
経営に必要な情報を伝える
私の中での
税理士の仕事の定義は
理想の利益を明らかにして
その利益の実現を支えて笑顔にすること
としています。
理想の利益を明らかにしたり、
その利益を実現するためには
会社全体の利益はもちろん
店舗ごと、事業ごとの
利益の情報も必要です。
そのためにも
経理をしていて頂いている
お客様自身の対応も不可欠に
なりますし、
定期的に部門ごとの利益を
確認して頂かないといけません。
数字に関わる立場として
経営に必要な情報を伝えることを
続けていきたいですし、
経営に必要な情報を確認する習慣を
作って頂きたいですね。
【編集後記】
昨日は事務所に届いていた
デスクトップPCを設置しました。
価格を抑えて高性能となると
デスクトップPCという選択肢も
ありますね(^^)
これからのこのデスクトップPCにも
仕事を頑張ってもらいます(^^;
【昨日の1日1新】
・Lenovo ThinkCentre M920q Tiny