数字は並べて確認する。傾向がつかめて、精度が高まります。

確認する方法はありますか。

20201004

数字を並べるところから

ご縁を頂いて新しく
お仕事をさせて頂く際には
過去3期分の決算書や申告書を
お預かりしています。

最近の決算書や申告書
だけだと
この1年の状況しか確認
することができません。

3年分の数字を
並べて見ることで
初めて分かることが
少なくないんです。

売上が増加傾向にあるのか
減少傾向にあるのか、
2年前、3年前に特別な
取引はなかったのか。

数字から想定されることと
お客様にその事実を
確認することから始まります。

時間は掛かりますが
最初が肝心ですね。

数字は並べて確認する。傾向がつかめて、精度が高まります。

経営の数字を並べて
確認することの良さは
次の2つのことに
表われます。

1つはその企業の
傾向がつかめること。

例えば
売上は年々増加しているけど、
預金残高は増えていないケース。

売上増加に伴い
利益がなぜ増えないのか。

特定の経費が増えていないか。

もし粗利益の増え方以上に
人件費が増えていることが分かると
今後も売上を増やそうとすればするほど
利益が減っていくのでは、
という仮説を立てることもできます。

売上を増やす前に
業務の効率化を考える必要がないか、
ビジネスモデルを見直す時期ではないか
と確認をするきっかけにできますよね。

もう1つは
数字の精度が高まること。

例えば、
過去3年分の税金の支払い状況を表す
「租税公課」の数字を並べて
確認した場合。

前々期、前期と200万円以上の金額
だったにも関わらず、
今期は100万円だった。

となれば
経費の登録漏れがあるかも
しれません。

経理のミスを防いで
会計の精度を高めることが
できます。

経営者にも、経理の方にも、確定申告をする方にも

数字を並べて確認する習慣は
経営者の方にも
経理の方にも
自分で確定申告をする方にも
有効です。

会計ソフトを利用していれば
3期を比較するレポートや
1年間の月別のレポートの
機能を使って確認するだけです。

3年間に限らず
更に長い期間で10年間並べてみると
また新たな発見があるかもしれません。

数字を並べて確認する
習慣を持っておきたいですね。

【編集後記】

10月は年末調整をどう進めるかを
考えつつスタートを切り、
確定申告に向けた準備も
始めていきたいところです。

あと給付金関連の手続のサポート
や固定資産税の減額手続きなど
業務のやりくりが必要になりそうですね(^^)

【昨日の1日1新】
・とある補助金申請書への入力

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