分けるだけでデータの意味が変わります。
自社の売上高の補助科目。
会計データへの向き合いかた
日常の取引を記録している会計のデータは何のためにありますか?
こう聞かれたら
どのように答えるでしょうか。
税務署に税金の申告をするために必要なもの
このように答える方も
いるかと思います。
あくまで、
会社の申告や個人の確定申告を
進めるために記録しないといけないこと。
そう考えていないでしょうか。
もし、
これからの経営のヒントが詰まったもの
と考えることができれば
どうでしょうか。
理想の経営を目指すために
会計データを詳しく確認しようと
いう思いも高まるはずです。
決算の時にまとめて
記録すればいいや、
とも考えなくなるのでは
ないでしょうか。
「売上高」に「補助科目」設定していますか?
会計データを
税務書への申告のためのもの
だけにしないために
まずできることは
「売上高」に「補助科目」を設定すること
です。
多くの会計ソフトには
「売上高」「仕入高」といった
勘定科目の他にも
「補助科目」
というものを設定することができます。
「補助科目」を設定することで
「売上高」という勘定科目の
内訳を確認できるよになります。
「売上高」1,000万円
というデータから得ることが
できる情報は限られています。
けれど、「補助科目」ごとに
内訳が分かればどでしょう。
「ランチ売上」 200万円
「ディナー売上」 500万円
「商品売上」 100万円
「テイクアウト売上」200万円
より詳しい情報が得られますよね。
この数字を月ごとに
追いかけていけば
季節ごとの状況も確認できます。
また、それぞれの客数なども
把握できれば、
それぞれの売上ごとの客単価も
すぐに計算できますよね。
「売上高」に「補助科目」を
設定しているかどうかで
情報量が大きく変わります。
「補助科目」ごとの実績が分かれば
今後の計画や見通しも
立てやすくなりますよね。
ちなみに、
クラウド会計ソフトのfreeeでは
「補助科目」という設定ができないので、
「品目」や「部門」で売上の内訳を
設定してください。
私の税理士事務所であれば
品目で内訳を確認できるように
しています。
できるところからすぐに取り組む
売上高に補助科目を設定する
やろうとすればすぐにできること
ですよね。
できることころがあれば
すぐに取り組む。
取り組んでみれば、
売上の内訳を集計するために、
請求書ではどのように区分するか、
請求書の内容をどう統一させるか、
など新たにやらないといけないこと
も分かりますよね。
補助科目が役立つことが分かれば、
「売上高」以外の勘定科目にも
設定してみてもいいかもしれません。
会計データを
経営に役立つデータに変えるために
まずは設定してみませんか。
【編集後記】
昨日は京都漫画ミュージアムに
行ってきました。
が、4歳の次男は
中庭の芝生で走り回って
絵本を1冊読んだところで
「帰りたい」と。
妻と長男を残して、
私と次男は1時間で
漫画ミュージアムが
終了しました(^^;
まだ少し早かったかも
しれませんね。
【昨日の1日1新】
・息子たち2人と京都漫画ミュージアム(途中で妻合流)