ビジョンが必要になる理由。後継者不足はいきなりやってこない。

未来を考える時間が必要です。

20181025

事業承継とM&Aのセミナー

昨日の午後はセミナーに
参加してきました。

タイトルは

「中小企業経営者向け事業拡大・事業承継のためのM&Aセミナー」

ちょっと長いですね。。

講師は国の機関である
中小企業基盤整備機構と
地元の金融機関の
それぞれの担当者の方。

事業承継やM&Aの現状と
それに対する取り組みを
発表していただきました。

今、お仕事をさせて頂いている
お客さまの中にも、
今すぐじゃなくても
10年〜15年後には後継者に
バトンタッチしたいと
考えている方もいらっしゃいます。

今回のセミナーでは具体的な
事例も数多く知ることが
できたので、
実際の業務にも
活かしていきたいですね。

後継者不足はいきなりやってこない

そもそも「事業承継」とは
その名のとおり、
事業を誰かに承継、引き継ぐこと
です。

事業を引き継ぐわけなので、

・誰に

・何を(どこまで)

・いつ

・どうやって

引き継ぐかを考えてないと
いけないわけです。

もちろん
時期が来たら事業を止める。

という選択肢もあります。

もし、事業を止める、
としてもお客さまへの対応など
考えることはありますし、
社員さんがいれば簡単に止める、
というわけにはいきませんよね。

一方で事業を誰かに引き継ぐ
にしても

・誰に

・何を(どこまで)

・いつ

・どうやって

を決めないといけないわけです。

特に

・誰に(後継者)

引き継ぐかが問題になります。

誰に引き継ぐか、
身内である親族なのか、
他人である役員や社員なのか、
引き継ごうという意志のある
後継者を見つけないといけません。

けれど、
実際にはどうでしょうか。
後継者が決まっていない
という企業が数多く存在します。

しかも後継者がいないから
事業を廃業する、
というケースも出てきているんです。

決して事業がうまくいっていない、
わけではないにも係わらず、
後継者として経営する人がいないから
望まない廃業を選ばないといけない。

非常にもったいないことですよね。

そもそも

「後継者がいない」

ことはいきなり起きることでは
ないです。

後継者がいない状態は
最初から認識していること
のはずです。

もちろん、
後継者と考えていた方が
急にいなくなる
こともありますけど。

ほとんどの場合、
後継者のこと、
事業をどう引き継ぐかは
考えないといけないけど
考えることを避けている。

そんなことないでしょうか。

ビジョンが必要になる理由

後継者がいないという理由で
望んではいないけれど、
事業を廃業しないといけない。

こんなことにならないためにも
ビジョンを掲げることが
必要になります。

お客さまなどに私がお伝えしている
ビジョンの定義は、

将来の理想の状態

です。

3年後、5年後、あるいは10年後
にどんな状態を達成していたいか
をイメージして言葉に
しておくんです。

10年後をイメージしたときには
自分が今の仕事はできそうにない、
そう感じることがあれば、
誰にどう事業を引き継ぐか、
というアンテナが立つはずです。

後継者を見つける、
ではなくても
どこかの企業に事業ごと、
社員さんの雇用も確保した状態で
買い取ってもらう、
という選択肢もあります。

大事なことは
そういった将来のビジョンを
自分の中で描くこと。

もしくは、
自分の中ではビジョンを描くことを
先送りにする癖があるのであれば、
身内や社内の幹部、社外の専門家に
ビジョンを描く時間を
強制的に作ってもらいましょう。

今の売上や利益の確保も
大事ですけど、
同じぐらい
未来にどういう経営をしているかを
決めるおくことも必要ですね。

未来を創ることは
経営者の仕事ですよね。

【編集後記】

昨日のセミナーでも
アナウンスされていたのですが、
後継者対策なのでお困りのことが
あれば地域の事業引継ぎ支援センターに
相談してみましょう。

何度、相談しても相談料は無料です!

とのことです(^^)

京都府ならこちらですね。

【昨日の1日1新】

・生梨ゼリー

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