一方向の意見に偏らないために。反対の証拠を探してみる。

先入観にとらわれないように。

20201025

意見を伝えても聞いてもらえない

お客様の経営の数字を見る仕事なので
数字が悪くなってきたときには
なぜその数字になったのかの理由を
確認します。

理由を確認するとともに
もっとこのようにしたほうがいいのでは、
という意見を伝えることもあります。

ただ、中には

意見を伝えても聞いてもらえない

ことだってあります。

その意見が自分の考え方に反する内容
であれば、その意見を受け入れることは
なかなかできませんよね。

自分が正しいと信じていることを
自ら否定することには勇気がいるものです。

一方向の意見に偏らないために。反対の証拠を探してみる。

最近、こちらの本を読んでみて
納得がいきました。

「Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法」

「確証のワナ」とは、新しい情報を、自分の意見や信念に無理やり合わせて解釈する傾向のことを言う。

自分の考えと一致しない情報(以下「反対の証拠」と呼ぶ)をフィルターにかけて見ないようにすることだ。

一度、自分の中で「これが正しい」と
決めてしまうと、
どんな場面でも
自分の考えが正しくなるように
判断してしまうものです。

だからこそ、
自分の考えと一致しない情報であっても
見ないようにするのではなく、
見るように努力する必要がある
ということですよね。

自分と異なる意見や考えに遭遇したときに

「これは間違っている」

と判断して終わるのではなく、

「なぜ、このような意見が出るのだろう」

とその理由を考えてみること。

異なる意見につながる理由が分かれば
その意見も間違いではないと
理解できるかもしれません。

自分の意見だけが正して、
異なる意見は正しくない。

黒か白か、という考えではなく
ケースバイケースでどちらも正しいし、
それぞれの意見を取り入れたような
意見だってあるかもしれない。

何もしなければ偏りがちになる
自分の考えを中立に戻そうとする
努力をすることで、
伝える意見の裏付けができたり、
反対の意見でも受け入れることが
できるようになりますよね。

教える、よりも気付くきっかけ作り

税理士という立場上、
「先生」と呼ばれることがあります。

相手の方がどのように呼ぶかは
こちらで決めることでもないので
「○○先生」でも「○○さん」でも
構いません。

ただ、自分の中では
「○○先生」にならないように
気を付けないといけません。

税金や会計のことについて
「教える」場面も当然あります。

けれど、
経営に関わることになってくると
こちらの考えが必ずしも正しいとは
限りません。

経営のコンサルタント、
であるとも思っていません。。

「○○さん」という立場で
意見が異なる場合でもお客様の考えを
一旦、受け入れて理解するようにする。

こちらから意見を伝えるときも
あくまで一つの意見であり
選択肢があることを伝えるように
しないといけませんよね。

【編集後記】

昨日の朝は
洗濯、トイレ掃除など土曜日の
ルーティンのあと事務所へ。

週間になると
これまで先送りにしていたことも
前倒しでできるようになりますね(^^;

【昨日の1日1新】
・新しいブルーレイレコーダー

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