固定費だけとは限りません。
広告宣伝費は固定費!?
会社の経費は大きく
2つのグループに
分けることができます。
2つのグループとは
「変動費」と「固定費」
の2つのことです。
「変動費」とは
売上が増えたり減ったりするのに
伴って増えたり、減ったりする
経費のこと。
材料や商品の仕入などですね。
「固定費」とは、
「変動費」以外の経費のこと、
売上が増えても減っても金額が
変わらず発生するもの。
事務所や店舗の家賃、通信費や
消耗品費などです。
よく、広告宣伝費は「固定費」
だと言われます。
それは
いくら広告宣伝費にお金を使っても、
それに比例して売上が増えるとは
限らない、
と考えがちだからです。
あくまで考えがち、
だけなんですけどね。
「変動費」の広告宣伝費!?を活用する2つのポイント
売上が増えたり、減ったりするのに
係わらず発生する「固定費」の
広告宣伝費だけでなく、
「変動費」の広告宣伝費もあります。
例えば、こういったもの。
「5個購入したら1個無料で付けます!」
5個分の売上ごとに
1個分の材料費や仕入代金が
追加で発生しますよね。
売上が増えたら、宣伝に使う
材料費や宣伝費が増える、
売上に比例して
増える広告宣伝費といえます。
この「変動費」の広告宣伝費を
活用するといいポイントは2つ
あります。
1. 広告宣伝費の負担が減る!
広告宣伝費の負担が減ります。
原価1個100円のモノを
1個400円で5個販売するケースで
見てみましょう。
広告宣伝費を掛けないケース、
送料はお客さんの負担です。
広告宣伝費を掛けなければ、
500円の利益が残ります。
次に5個買ったら500円の送料を無料にしたケース
500円の利益が送料の500円でなくなって
しまいました…。
今度は
5個買ったら1個無料で付ける、
ただし、送料は無料にせず
お客さん負担のケースです。
1個を無料で付けるので
売上2,000円は変わりません。
変動費は1個分余計に発生し、
500円から600円に増えます。
しかし、
送料の負担は発生しないので
最終的な利益は
500円から400円に減るだけ
で済みますよね。
送料無料だと500円の負担が増えて
利益も0円になってしまっていました。
一方、
送料はお客さん負担、ただし1個無料だと、
利益400円は確保できます。
実質的な広告宣伝費は100円で済んだと
いえますよね。
2. 掛けた金額以上の価値を提供できる
例えば、広告宣伝のために
500円の送料を無料にした場合、
お客さんが感じる価値も
500円のはずです。
500円の送料が無料になってよかった!
つまり、500円の負担をして
500円の価値を提供している
ということ。
一方、変動費で広告宣伝すると
どうなるでしょうか?
5個買ったら1個無料で付ける場合、
自社が負担する金額は
1個分の変動費、100円です。
けれど、お客さんにとっては
もともと1個500円で購入しようと
していたものですよね。
つまり、100円で500円の価値
を提供しているということ。
500円の送料無料で500円の価値
を提供するより、
100円の変動費で500円の価値を
提供する方が効果的ですよね。
まとめ
広告宣伝も他社がやっているからと
同じものをするのではなく、
あくまでその宣伝をしても利益の
確保ができるのかを確認するように
しましょう。
利益確保が難しいようであれば
広告宣伝費の掛け方も見直す
ことができます。
「変動費」の広告宣伝費
を活用するのも1つの方法ですね。
【編集後記】
今日は年度末ですね。
保育園の休園日なので、
長男、次男と三人で
過ごします(^^)
【1日1新】
・タカキベーカリー 鳴門金時蒸しパン
・エキスプレス予約アプリ
【1日1捨】
・使わなくなった靴下