どちらのタイプでしょうか。
ビジョン型かテーマ型か
事業を行う人の
目標に対する考え方は
大きく2つのパターンに分かれる
のではないでしょうか。
1つは達成したい大きな目標である
ビジョンを掲げて、
そのビジョンに向かって事業を
進めるビジョン型。
もう1つは
達成したい大きな目標を決めるよりも
どんな状態で事業を進めていきたいか、
テーマを設定して、
事業を進めるテーマ型。
どちらがいい、悪い、
ということではなく、
自分がどちらのタイプかを
理解しておくと
変なプレッシャーを受けずに
済みますよね。
達成したい大きなビジョンが
決まらなくても
自分がテーマ型だと理解していれば
焦る必要はなくなるわけです。
ビジョンに向かって大きくする、もあれば、理想のテーマをいかに実現するか、もある
ビジョン型かテーマ型か
それぞれの経営者が
どちらのタイプに近いか、
によって事業の経営の仕方も
変わりますよね。
ビジョン型のタイプに近ければ、
1年後、数年後、将来に向かって
実現したいビジョンが明らかになれば
なるほど、その行動力も高まります。
5年度に○○人体制の規模の会社にして
業界の中でも一目置かれる存在を目指そう。
そうすることによって
従業員の幸せを実現できる。
そう考える経営者であれば
○○人体制を目指すために
売上や利益を増やすことの優先度
も高まります。
一方で、
会社を大きくしていくことより
うまく回っている今の状態を
維持していきたい。
テーマ型なのかもしれません。
人を増やしたり、
会社を大きくしたり
といったことは考えていない。
こうした考えの経営者であれば
売上や利益を増やすのではなく
維持すること、
経営の安全性を高めることの
優先度が高い。
経営者自身が
自分がどちらのタイプかを
理解しておくことで
周りの経営者と比べて
悲観的な感情を持つことも
なくなります。
自分が実践したい経営に
取り組むことができる
わけです。
また、
経営者の周りにいる方にも
このタイプを知ってもらうこと
必要だと考えています。
例えば、
顧問の税理士だってその1人です。
経営者が
事業を大きくしていく
ビジョン型ではないにも関わらず、
売上や人を増やすことを前提に
話をしても噛み合うことは
ありませんよね。
タイプを理解してどんな課題を設定するか
ビジョン型かテーマ型か。
自らがどちらのタイプか、
あるいは
関わっている人が
どちらのタイプか、
を理解すること。
それによって自ら
どんな課題を設定すればいいか、
関わっている人とどんな課題を
設定すればいいかも
変わってくるはずです。
少なくとも同業者が、周りが
目指していることだからという理由で
同じような目標を目指す必要は
ありませんよね。
【編集後記】
昨日は久々にオンラインではない
外部セミナーを受講してきました。
人が集まるところを避けながら
移動しましたし、
セミナー会場でも席の間隔を
空けながらの受講で
心配なところはなかったですね。
セミナーを選択するときにも
コロナ対策の状況が影響しますね。
【昨日の1日1新】
・とあるセミナー