難しくするのをやめましょう。
「消耗品費」ですか?「事務用品費」ですか?
経理をする上で、
○○費、▲▲費といった勘定科目
についてよく受ける質問です。
ご自身で経理をしている経営者の方、
経理のご担当をしている方からの問い。
「○○の購入費は消耗品費ですか?
それとも事務用品費ですか?」
それに対して何て答えるか
というと。
「どちらでもいいですよ~」
答えになってないですね。。
なので、
続いて
「消耗品費でいいんじゃないですか?」
とお伝えしています。
それを聞いて、
どうするか決めるのは
あくまで経理をする
お客様自身ですから。
「消耗品費にしないとダメです。」
なんて回答はしていません。
もちろん
ホントにダメな質問のときは
「ダメです」
と言いますが。
勘定科目はシンプルに分かりやすく
「消耗品費」と「事務用品費」
は間違いなく分けないといけない。
勘定科目は正しく選んで
間違えてはいけない。
そう考えておられる方も
少なくありませんし、
税理士からそう指導を受けている、
なんて方もいるかもしれませんね。
そもそも何の為の経理かを考える
そもそも経理をする目的は
何でしょうか?
会計ソフトの入力を
正しく行うこと?
勘定科目を
間違えないこと?
違いますよね。
経営判断に必要な情報を
提供すること。
そのために
経理ってするんですよね。
私はそう考えています。
勘定科目はシンプルに分かりやすく
経営判断に必要な情報を
提供するために経理を行う。
そう考えると勘定科目は
シンプルで分かりやすい方
がいいです。
「消耗品費」と「事務用品費」を
「消耗品費」に統一したから
といって大きな問題ないですよね。
むしろ
「消耗品費」になるのか
それとも
「事務用品費」になるのか
そう悩むことがなくなって
スッキリします。
さらに勘定科目ごとの
年間予算を決めて
それを守れているか
チェックするときも
勘定科目が少ない方が
いいですよね。
勘定科目は
シンプルに分かりやすく
が基本です。
勘定科目が無駄に多い場合は、
減らすことができないか
考えてみましょう。
1ヵ月、1年間の数字を見るときも
情報量が少ない方が
分かりやすいですしね。
同じ支払いに対して
毎年毎年、勘定科目を変えるのは
確かに良くないです。
けれど、
経営判断に必要な情報提供を
するために
あるタイミングで勘定科目を
変更することはむしろ賛成です。
まとめ
経理をする上で
勘定科目には
縛られすぎないように
しましょう。
勘定科目をシンプルに
分かりやすくするには
どうすればいいか。
経営に役立てるために
そんな視点を持っておきたいですね。
【編集後記】
勘定科目に関しては
こちらの記事もどうぞ。
【昨日の1日1新】
・中華料理 菜
【昨日の1日1捨】
・自宅書棚の書籍
→捨てる書籍も溜まってきたので
ブックオフへ売りに出すことも
検討中です(^^;