働きながら税理士試験の勉強をされている方にとって6月からは本当のラストスパートの時期ですね。
理論マスターにブックカバーを付けて、どの理論をいつチェックしたかのExcel表と暗記確認に使う絵ハガキを挟んでいました。
仕事が少し落ち着く6月からが本当のラストスパート
会計事務所で仕事をしながら税理士試験の勉強をされている方にとって、5月決算の忙しい時期が終わった6月からは試験勉強に向き合う時間が増えるのではないでしょうか。
8月の税理士試験に向けて6月からの取り組みが非常に重要です。
働きながらの税理士試験でこの時期にやっておいてよかったこと振り返ってみました。
この時期にやっておいてよかったこと
働きながらの税理士試験の受験で、この時期にやっておいてよかったことは次の3つです。
1. 試験中心の生活に切替える
働きながらの税理士試験であれば、当然日々の仕事でやるべき事や考える事もあります。
しかし、税理士試験を早く卒業したいと考えるのであれば、この時期だけは試験中心の生活に切替えるべきです。
たとえば、
・ランチの時間を一人での理論の勉強に充てる
・飲み会の誘いは断る
・専門学校の自習室が使える時間帯は専門学校で過ごす
といったことで勉強時間を確保していました。
勉強に充てる時間が制限されているからこそ、試験のための時間をどれだけ確保できるかを考えることが大切です。
2. 間違いノートを常に持ち歩く
仕事で使うかばんの中に試験勉強の教材はあまり入りません。
そこで役立つのが間違いノートです。
専門学校のテストや問題集でよく間違えるところをメモしたものです。
間違いノートであれば仕事で使うかばんの中に毎日入れておくことができますし、ちょっとした電車の待ち時間など細切れの時間でも目を通すことができます。
私が通っていたTACという専門学校では
「システムカード」という教材がありました。
「システムカード」はB6の手帳サイズでテキストのダイジェスト版のようなものです。
この「システムカード」とB6サイズのルーズリーフに書き込んだ間違いノートをバインダーに閉じて常に持ち歩いていました。
細切れの時間に間違いノートを見て、気になる論点があればシステムカードで確認するといった具合です。
システムカードに不足している内容は自分で書き込んだり、専門学校で配られたレジュメで必要なものは縮小コピーして貼り付けたりと、とにかくシステムカードの充実にこだわっていました。
3. 本試験に近い雰囲気を体験する
TACや大原といった資格の専門学校では6月から7月にかけて全国公開模試が行われます。
これは必ず受けるようにしていました。しかも両方の学校の試験を受けていました。
全国公開模試であれば別の専門学校の方も受験するので、より本試験に近い雰囲気を体験することができます。
特にTAC生なら大原の模試、大原生ならTACの模試と違う学校の模試も受けることをおすすめします。
普段と違う雰囲気、なんとなくのアウェイ感、緊張した状態で試験を受ける経験が本試験につながります。
いくら平常心でと思っていても、勉強していればしているほど本試験は緊張します。
そんな中でも実力を発揮できるようにするためにも全国公開模試の受験経験が役立ちます。
まとめ
本試験までまだ2ヶ月以上あります。
9月からは
税理士試験から解放される、
今の受験科目を卒業して新しい科目を勉強する、
姿を想像してみてください。
試験に合格するかどうかは
今年で税理士試験を終える、この科目を卒業する、
という執念がどれだけあるかで決まるのではないでしょうか。
税理士試験の直前期の取り組み方については
こちらの税理士の方のブログがとても参考になります。
専門学校で講師もされている神戸の税理士石田さんの
ブログもとても参考になります。
具体的なノウハウが盛りだくさんです。
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【編集後記】
家の本棚には過去の税理士試験の教材がまだ少し残ってます。
子供の成長とともに本棚のスペースも必要になるので、
この教材も整理しないといけませんね(^^ゞ