今期の決算・納税予測は前倒しで。給付金や助成金の影響を確認しよう。

まだ先とは考えず早めに確認。

20200929

決算・納税予測は決算が近付いたときに・・・

会社を経営したり
個人で事業を行っている場合、
決算月が近付くと
今年の決算での売上や利益の見込み、
それに伴う税金の納税額の予測
を行うことが多いのではないでしょうか。

決算月の2、3ヶ月前に
そうした決算、納税予測を行って
決算までに何を行うのか
対策会議を行うケースです。

12月が決算月の会社や
個人事業主の場合であれば
10月から11月にそうした予測を行い
必要な対策を行うことになります。

たまに、
決算・納税予測をすることなく、
決算を過ぎてから
税務署へ申告する段階で

「こんなはずではなかった」

「これだけの税金の支払いなんてできない」

といった状況になった
お話しを聞くことがあります。

決算を迎えるまえに予測をしておけば
少なくともこうした思いをする必要は
ありませんよね。

今期の決算・納税予測は前倒しで。給付金や助成金の影響を確認しよう。

決算の直前になったら、
決算の2,3ヶ月前になったら
決算・納税予測を行う。

毎年、このようなタイミングで
決算・納税予測を行っていたとしても
今年2020年以降の年度においては
できる限り前倒しで行ってみては
いかがでしょうか。

自社でそうした予測をしている場合には
例年以上に早めに予測を行う。

税理士や会計事務所に依頼している
場合には早めに決算・納税予測を行って
もらうよう依頼をする。

これまで決算・納税予測を行って
いなかった場合にも
できる限り決算・納税予測をするように。

新型コロナウイルス感染症の影響で
売上や利益の金額も例年とは異なる金額
になるケースも少なくありません。

さらに

・持続化給付金

・雇用調整助成金

・家賃支援給付金

・地方自治体独自の給付金・支援金

・その他の補助金

といった制度を利用していた場合、
制度をこれから利用する場合には
利益や税金の計算にも大きな影響を
与えます。

売上が減って利益を残せず赤字、
だったとしても、
各種の給付金や助成金などを
加えると利益がプラスとなり
納税が必要になるケースもあります。

さらに、
これらの給付金などの
手続をいつ行うのか、
いつ支給決定通知を受けるのか、
のタイミングにも要注意です。

雇用調整助成金であれば
休業を行ったタイミングで
助成金も収入とするため、
決算・納税予測にも反映させる
ことができます。

一方で、
持続化給付金や家賃支援給付金、
の他、多くの給付金や補助金は

支給通知があったタイミングで収入の扱いとする

ものになります。

そのため
12月決算である個人事業主が

家賃支援給付金を
10月に申請して11月に支給通知を受ける場合と

同じ家賃支援給付金を
12月に申請して翌年1月に支給通知を受ける場合

とでは2020年分の確定申告の内容も
大きく変わってくるわけです。

決算・納税予測は例年以上に前倒しし
どんな給付金や助成金、補助金を
いつ、いくら受けるのかを確認しながら
行うようにしたいですね。

決算・納税予測は1年のスタートから毎回確認しよう

決算・納税予測は
例年にない取引が多いときには
早めに行う必要があります。

ただ、理想としては、
1年をスタートするときから試算を行い、
毎月の実績とともに決算・納税予測を
行うことをお勧めします。

1年間の時間があれば
決算までの取り組みで
様々な準備ができますよね。

【編集後記】

ここ最近、自宅で家事の合間に見ていた
アニメ「宇宙兄弟」も最終話まで
見終えることができました。

マンガはまだ続いているので
アニメも続編があるといいのですが。

子供が夢を持つきっかけになったり
大人も自分の気持ちに向き合えたり、
自分自身を奮い立たせることにもつながる
いいアニメですね。

映画版を少し見てみましたが、
登場人物の心境をじっくり
追いかけているアニメ版の方が
個人的には好みです。

【昨日の1日1新】
・映画版「宇宙兄弟」

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