経理のスピードを上げると守備力が上がる。

今のスピードで満足していますか。

20200515

リズムを作る仕事

税理士の仕事の1つは
リズムを作る仕事
だと考えています。

何のリズムを作るかというと

会社やお店の経理のリズム

です。

日々の取引から
どのように経理をして
売上や経費の集計をして利益を
計算していくか、
資産や負債がどれだけあるかを
どのように集計していくか。

毎日のお金の流れの記録をどう残して、
会計ソフトにいつ、誰が、どのように
記録していくかは
会社やお店によってバラバラですし、
リズムも変わりますよね。

毎日こまめに
会計ソフトへの入力までを
済ませているところもあれば、
決算や確定申告のときにまとめて
1年分を行うケースもあります。

その経理を行うリズムも
税理士がどう関わるか、
によって変わってくるんです。

経理のスピードを上げると守備力が上がる

あくまで
お客様の要望を確認しながら、
ではありますが、
基本的な私の方針としては

経理のスピードを上げましょう

とお伝えしています。

スピードを上げるといっても、
月初に入って2,3日で先月の経理を
全て終えましょう、という
スピード感は求めていません。

翌月の15日頃には
先月の数字がまとまって、
翌月の下旬には先月の実績を
確認できるようにすること。

先月の実績を確認して
粗利益率が落ちてきている、
ある経費の割合が急激に増えた、
そんな兆候を発見した
次の手を打てるようにする。

現状の実績数字と
先々の預金残高の推移の見込み
を確認して融資を受けるか
どうかを判断する。

毎月、このようなサイクルを
続けていくだけで
会社やお店の守備力は
高まりますよね。

危険な兆候を察知して
すぐに手を打っていく
わけですから。

現在はこのような経理のリズムが
できていなかったとしても
少しずつ変えていくことができます。

まずは、どうすれば
早く経理ができるようになるか、
日々の資料の残し方や
請求書の発行や給与計算、経費精算
の流れなどを確認すること。

経理業務が遅くなる原因が
どこにあるか、
無駄な業務がないか、
会計ソフトやExcelを活用して
業務のスピード早くできないか。

そして、
翌月の何日に
先月の実績数字が分かるようにするか
を決めること。

目的は経理のスピードを上げること
ではなく、
あくまでも経営の守備力を上げて
経営者自身や社員の生活を守る
ことなんです。

仕組みができれば回っていく

毎月○日までに資料を用意して、
会計ソフトへの入力を終えて、
税理士がそのデータをチェックし、
毎月○日ごろには数字の確認をする。

経理のリズムを作って、
この仕組みができてしまえば
毎月のこのサイクルを繰り返して
いくだけです。

経理の仕組みができてしまえば
有事のときだって、
現状を早く把握できて、
公的な制度や緊急融資だって
すぐに受けることができます。

今の経理のリズムで
大丈夫でしょうか。

【編集後記】

昨日の日中は在宅で
息子2人と過ごしました。

リモートワークが推奨されていますが、
小学生2年と年中さんと3名で過ごすと
思うように仕事も進みませんね。

最近は仕事はほとんど進まない、
と認識して過ごしているので
徐々に慣れてきましたが、
しわ寄せを受ける仕事を
どこでするかは今後の課題です(^^;

【昨日の1日1新】

・初めてのルートで息子たちとの散歩

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