貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)を見るのは一部でいい。

経営に必要なところだけで。

20170731

※損益計算書の方を見ることが多いですよね。

貸借対照表は難しく、ややこしい

会計ソフトから出てくる
レポート、帳票の一つに
貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)
というものがあります。

中には「試算表」「推移表」
といったレポートの中の
一つの種類として貸借対照表が
あるケースもあります。

いずれにせよ、
「貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)」
と言われても、ん??
となりませんか?

会計に係わる専門家は
別として、
事業を経営する人からすれば
名前だけを聞いても
ピンと来ませんよね。

そもそも
貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)
という名前が難しい。

しかも、名前だけじゃなく、
出てくる情報も
ややこしいんです。

名前だけなら、BS(ビーエス)と
略すこともありますが、
それでもさっぱり分かりませんよね。

貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)が難しい理由

貸借対照表は難しい。

これには理由があるんです。

それは、情報がごちゃ混ぜ
になっているから。

何がごちゃ混ぜになっているか
というと。

現実のものと計算上のものが
が混ざっているんです。

貸借対照表に出てくる現実のものは、

実際にお金がいくらあるのかという
・現金
・預金

取引先からいくらお金が入ってくるかの
・売掛金

仕入先や取引先に
これからいくらお金を
支払うのかという
・買掛金
・未払金

金融機関などに返していく
・借入金

といった情報です。

これらはあくまで
お金として計算できる
ものですよね。

一方で、

・商品
・製品
・建物
・機械装置
・車両運搬具
・前払費用
・引当金

といった項目は、
出てくる数字がそのまま
お金になりません。

あくまで、
会計のルールに従って
計算した数字に過ぎない
のです。

情報量が多いのに
現実のものと
計算上のものが
混ざっているので
難しくなるのも
当たり前ですよね。

基準はお金として計算できるか

じゃあ、貸借対照表のどこを
見るかです。

基準はお金として計算
できるかで判断します。

なので、

・現金
・預金
で、お金がいくらあるか、
前月から増えてているかを
確認する。

・売掛金
で、これからの入金予定額を
確認する。

・買掛金
・未払金
・借入金
で、これからいくらお金が出ていく
かを確認する。

お金として計算できる
現実のものだけを
見ていくようにしましょう。

項目を絞れば
貸借対照表も
見やすくなりますよね。

まとめ

貸借対照表を見るのは
難しいです。

だからこそ、
経営に必要な
お金として計算できる
現実の項目だけに
注目して見るように
しましょう。

【編集後記】

貸借対照表という
難しいレポートの
中からいかに
必要な情報を伝えるか。

伝える側の課題でも
ありますね(^^;

【昨日の1日1新】
・モスカフェ モスの焼き肉ごはん

【昨日の1日1捨】
・使わなくなったこどものおもちゃ

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