決算での納税見込額を1年前から伝え続ける意味

まだ先のことでも早めに確認します

20211217

毎回の打ち合わせ納税見込額を確認

お客様との定期的な打ち合わせ
で確認することの1つが

次の決算での納税見込額

です。

法人であれば、
決算申告を終えた翌月、
個人であれば
確定申告を終えた翌月。

遅くとも
このタイミングで
次の決算での納税見込額を
お客様と一緒に確認します。

次の納税のタイミングは
約1年先になりますが、
1年後に納税資金がいくら必要か、
中間の時点で納税資金がいくら必要か
を確認できれば
準備を始めることができますよね。

決算での納税見込額を1年前から伝え続ける意味

次の決算での納税時期の
1年前から納税見込額を確認して、
その後も定期的に業績に応じて
納税見込額の試算、確認を
続けながら決算時期を迎える。

決算直前に慌てて
決算対策が必要だから
何かしないと、
と考える必要がなくなります。

事業のために
必要なことであれば
資金を使ってでも
前もって取り組んでいくこと
ができますよね。

事前にどうやって納税資金を
準備していくかを考えるので、
別口座に納税資金を移すなど
対策を取ることで
納税資金がないから困る
ということもなくなります。

今後の納税予定額はこれぐらいだ、
という意識を常に持ちながら
1年を過ごしていくイメージです。

関わる税理士の立場からしても
納税額のイメージを定期的に
確認しているからこそ、
税制の特例措置が使えないか
早めに確認することができます。

さらに
利益があって資金に
余裕がある時だからこそ
紹介できる事例などがないか
という視点も生まれます。

1年後のゴールのイメージを
確認するからこそ
先周りした準備ができて
心の余裕にもつながるものです。

利益と税金とお金の関係の理解

定期的に税金の試算結果を
確認するだけでなく、
その税金が計算される過程と
お金の流れも一緒に確認する
ようにします。

見込まれる利益に対して
税金の計算がどのようになるのか、
その税金を負担する場合に、
減価償却は借入の返済などを
考慮して実際にどれくらい
お金が残りそうか。

こうした確認を定期的に
行っていくことで
利益と税金とお金の関係の理解
も深まっていくものです。

お金を増やすためには
税金を減らすことを考えるより
利益を増やすことを考えた方がいい
という思考にもつながって
いきますよ。

【編集後記】

昨日は午前中、
お客様のところへ訪問した後は
事務所でのお仕事でした。

年末調整を進めながらも
確定申告準備も進むように
工夫のしどころですね(^^;

【昨日の1日1新】

・マネーフォワードクラウド年末調整)源泉徴収票配布

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