自らこの役割を担います
経営者の立場と金融機関の担当者の立場
金融機関からのサポート
を必要としている経営者の方、
地域の企業をサポートしたい
金融機関の方。
双方がこのように考えていたとしても
こうした経営者の方と金融機関の方の接点が
なかなか思うようにできないこと
があるなと感じています。
金融機関の方が経営者の方との接点を
作ろうとして地域の企業に対して
飛び込みで営業をしても
そう簡単にはその企業の責任者との接点
はできませんよね。
一方で、中小企業の経営者としても
金融機関との関わりを作ろうとしても
期待している対応してもらえる
担当者に出会えるかどうかは未知数です。
金融機関との取引はあるけれど
担当者との関係性が希薄になっていること
が少なくないなと感じています。
異なる立場の距離感を埋める潤滑油の役割
先日、ある経営者の方と金融機関の担当者の方と
税理士との三者でのWebミーティングを
行う機会がありました。
金融機関の方とのミーティングも
対面だけでなくWebミーティングも可能
とのお話しを伺っていたので、
日中は多忙にされている経営者の方との
打ち合わせの場をWebミーティングの形で
セッティングさせていただきました。
経営者の方から伺っていたご要望を
金融機関の担当者の方に伝えてみると
十分に検討することができる内容だったため
Webミーティングで具体的な話しを
進めていくことになりました。
経営者からすると普段、あまり接点のない
金融機関の担当者と交渉をすることの
ハードルは低いものではありませんよね。
どこまでの要望を出せるものか、
どこまでの話しをすればいいのか、
判断に悩むものです。
一方で、金融機関の担当者から見ても
ほとんど接点のない経営者の方との面談となると
その経営者の方の人となり、考え方が
分からないままであれば
どこまでの話しに踏み込めばいいかも
図りかねますよね。
そうしたときに、
経営者の方と普段から
定期的にコミュニケーションを取っている
顧問税理士ができる役割があります。
経営者の方が望んでいること、
どんな方針か、事業をどう進めていきたいか、
経営の状況はどうか、
資金や借入金はどのような状況かを
把握することができます。
一方で、金融機関の担当者の方とも
普段からコミュニケーションを取っている
担当者であれば、
金融機関としてどのような取り組みを行いたいのか、
その担当者としてどのようなことが提案できるか
なども知ることができますよね。
経営者の方と金融機関の担当者の方、
異なる立場で距離感がある状態だったとしても
その間を双方に関わりがある税理士が
接点を作って潤滑油としての役割を
担うことができます。
金融機関を味方につける
事業を続けていく上で
金融機関のサポートを受けることで
その事業をより伸ばすことができたり
経営の安全性を高めることに
繋げることができます。
そのためにも金融機関とは
一定以上の距離感を取り続けていたり、
敵対的な感情を持つような関係性
にならないように気を付けたいものです。
うまく金融機関を味方につけて
経営の安全性を高めながらも
新たなことのチャレンジしやすい環境を作って
理想の事業を形にしていいきたいですね。
【編集後記】
昨日の午前中は
日本キャッシュフローコーチ協会の有志メンバーでの
Webでのフリーディスカッションを行いました。
少人数でそれぞれが抱えている課題について
ディスカッションを行ったので、
私が抱えている課題も解決の方向性
が見えてきました。
こうした機会を頂けることは
ほんとありがたいですね^^
【昨日の1日1新】
・とあるメンバーでのWebミーティング