利益を得るための速さも違います。
売上を上げましょう!では分からない
「売上を上げましょう!」
「売上を上げてください!」
税理士の業界に入って
しばらくは
こんな話をしていた頃が
あります。。
今、振り返ると
全く響かないことを言っていた、
ことに気付きます・・・。
「売上を上げましょう!」
では、何をするのか
範囲が広すぎて
ぼやけてしまいますよね。
「売上を上げましょう!」
と言われても、
「結局、何したらええねん」
となるだけです。
税理士がお客様の経営者に、
経営者が従業員に。
「売上を上げましょう!」
と言うだけでは、
何をしたらいいかが分からず、
売上も上がりませんよね。
売上あげましょう!を具体化する
「売上を上げましょう!」
では結局、何をすれば
いいかは分かりません。
売上は
「客数」と「客単価」と「リピート率」
で構成されます。
だから
「客数を上げましょう!」
なのか
「客単価を上げましょう!」
なのか
「リピート率を上げましょう!」
なのか。
どれを選択するかで、
何をして売上を上げていくのかも
具体的になりますよね。
新規のお客さんを増やすのか、
1件1件の取引金額を増やすのか、
失客を減らしてリピート率を
上げるのか。
「売上を上げる!」ではなく、
「何をするのか」を決めることが
必要ですよね。
これで
目標の売上を達成するために、
お客さんがあと何人増えればいいか、
客単価がいくらになればいいか、
リピート率をどれだけ引き上げればいいか。
こういったことが具体的になるので、
現実にできることとできないことが
分かりで、現実的にできそう!
と感じることならやる気にも
つながりますよね。
利益の視点で売上を見る
売上を上げる方法を具体的にした上で
もう1歩踏み込むとすれば、
利益の視点で売上を見る、
ということです。
こんな例で考えてみましょう。
70円で仕入れたモノを100円で売る小売店
1個売れたら利益は
100円 − 70円 = 30円
です。
2個売れたら、利益は60円
3個売れたら、利益は90円
ですよね。
今まで1個しか売れなかったモノを
2個、3個、4個と増やすためには
・お客さんの数を増やす
・お客さんにいっぱい買ってもらうような努力をする(接客や商品説明のPOP)
といったことに取り組みます。
もし、売れる数を増やす前に
値上げをしてみたらどうなるでしょうか。
思いきって120円に値上げです。
1個売れたら利益は
120円 − 70円 = 50円
です。
2個売れたら、利益は100円
3個売れたら、利益は150円
ですよね。
2個売れた時点で、
値上げ前で3個売ったときの利益90円を
超えてますよね。
2個売る努力と3個売る努力。
どちららが大変でしょうか。
さらに、
90円の利益を確保するために
値上げ前であれば
3個仕入れるので
70円 × 3個 = 210円
のお金が先に必要になります。
一方で、
値上げ後であれば、
100円の利益を確保するために
2個仕入れをすればいいので、
70円 × 2個 = 140円
のお金ですみます。
140円のお金で100円の利益を生む。
210円のお金で90円の利益を生む。
これ単位を変えると
1,400万円で1,000万円の利益を生む、
2,100万円で900万円の利益を生む、
という違いです。
最初にお金を確保することを
考えるとどちらを選択する
でしょうか。
まとめ
同じ売上アップでも
利益は全然ちがう。
売上アップの方法しだいで
同じ利益を生むために
必要なお金も全然ちがう。
これを受けて売上アップ
の方法を考えてみましょう。
【編集後記】
最近、5歳ともうすぐ2歳の
息子がYouTube動画にハマってます(^^;
YouTubeで見るのは
もっぱら電車と車の動画です。
「ゆーちゅーぶ」
「のぞみ」
「こだま」
「はんきゅうでんしゃ」
「ガチャピンとムック」
:
もうすぐ2歳の次男も
日本語力(偏ってますが)が
急激にアップしてきてます^^
【昨日の1日1新】
・さつまんま パインミックス
【昨日の1日1捨】
・自宅にある本