取り組みが大きく変わります。
計画だけなら売上も利益も簡単にアップする
個人として税理士事務所を
開業した2014年、
開業にあたり必要な設備を
用意するためにも
政府系の金融機関から
お金を借りました。
お金を借りるためには
当然、借りたお金を何に使って
どう返済していくという計画が
必要になります。
政府系の金融機関だと
ホームページに融資を受けるための
計画書のひな形が用意してあります。
ひな形には
どんな経歴があって、
どんな想いで事業をして
借りたお金の使いみちは
開業後の売上、利益の計画
などを記載していけば
申込書類も作成できるんです。
ただ、この
開業後の売上、利益の計画も
それほど詳細なものでもなくて、
開業当初、一定期間経過、軌道に
乗ったあとのタイミングでの数字を
記載するだけなのですよね。
そのため、
個人で
開業後3年間の売上、経費の計画を
立てて、お金をどれだけ増やして
返済がどれだけできるかを
計画表にまとめて
借入の申込み時に一緒に提出しました。
おかげで申込み通りの
お金を借りることができましたが、
当初3年間は計画どおりだったかというと
ちょっと計画は甘かったですね。
特に売上の計画。
3年後に掲げていた目標の数字も
結局1年遅れの4年目での
達成となりました。
計画だけなら
売上も利益も簡単にアップさせること
ができます。
未来の話なので、
これぐらいはできるだろう、
これぐらいは達成したい、
という思いをまとめるだけなので
簡単ですよね。
売上、利益アップを考えるには時間軸を欠かさずに
計画を立てるだけでなら
売上、利益アップも簡単です。
お客さんの数、取引数、販売数が
どれだけ増えるか。
あるいは1件の取引、お客さんごとの
単価をどれだけアップするか。
お客さんの購入頻度やリピート率が
どれだけアップするか。
これを考えることで
例えば、売上10%アップ、
という数字も具体性が増しますよね。
でも、
ここでその売上アップを
現実のものにするためにも
時間軸の要素を加えること
が欠かせません。
客数をあと10%増やそう、
新規のお客さんをあと10名増やそう、
で終わるのではなく、
ここに時間軸を加えます。
あと3ヶ月で
お客さんの数を今より10%増やそう、
新規のお客さんが月平均10名
増えるようにしよう。
3ヶ月という時間軸を設けることで
3ヶ月でできることで
客数が増えることを考えますよね。
1年掛けて客数を10名増やすのと
3ヶ月掛けて客数を10名増やすのとでは
何にどれだけ取り組むかも
変わりますよね。
現在から未来につなげる
売上や利益、お金の計画を立てて
経営をすることは
現在から未来へつなげる道筋を作ること
とも言えます。
理想の未来を実現するために
どれだけの売上や利益が必要で、
お金はどれだけためないといけないか。
数字の計画を立てて、
その計画を達成するために
どんな時間軸で何に取り組むかの
行動計画を立てる。
それによってはじめて
現在から未来につながるわけですよね。
計画を立てなくても経営はできます。
日々の売上を確保して、
とにかく出て行くお金より
入ってくるお金さえ多ければ
経営は続けることができますよね。
でも、
経営が続けることができているから
といっても
理想の未来を実現できる、
とは限りませんよね。
【編集後記】
最近、長男が
GoogleEarthのアプリに
ハマっています。
世界について学んでくれるのは
いいのですが、
iPadのバッテリーがすぐになくなるので
使いたいときに使えなくなる
ことが多いです(^^;
【昨日の1日1新】
・新しい収納棚