見えそうでなかなか見えないもの
○売上目標から計画を作ると･･･
来期の売上は5,000万円は達成できそうだ
例えば、こうした売上目標から
事業の計画を立てると
どうなるでしょうか。
5,000万円の売上に対して、
仕入や材料費などの割合いが40%
であれば原価は2,000万円、
売上から原価を差引き、
粗利益は3,000万円になります。
もし借入金の返済や税金のこと
を考えなければ
3,000万円の粗利益を
経費を使うための予算として
計画を立てること
もができますよね。
もし3,000万円を
経費や設備投資で使い切る
予算を立てるとどうなるでしょうか。
売上目標を達成できれば
いいのですが、
その目標を達成できなければ
赤字になって
事業のお金を減らしてしまう
結果になりかねませんよね。
その売上計画は実現できるもの？売上は計画どおりにならない。
達成できそうな売上計画を
元に事業の計画を立てること。
売上計画、その売上に基づく
粗利益の範囲内で
経費の予算を決めていくので
計画も比較的簡単作っていくこと
ができます。
けれど、
達成できそうだと設定した売上計画
は実際に実現できるでしょうか。
いい意味でも悪い意味でも
売上の実績は計画どおりには
なりませんよね。
売上は計画どおりにならない
と考えると
達成できそうな売上計画を
元に事業の計画を立てること
はお勧めできません。
達成できそうな売上から
計画を立てるのではなく、
必ず必要になる人件費やその他の固定費、
借入の返済や設備投資のため資金から
逆算した利益の金額を確認して、
その固定費、利益をまかなう
粗利益、売上を計算する。
絶対達成しないといけない
必達目標の売上金額を
確認しましょう。
さらに、必達目標をクリアして
目指したい挑戦的な売上目標の
金額を設定してもいいでしょう。
挑戦目標をクリアできれば、
取り込みたいこと、
社員への賞与を増額する、
将来予定していた設備投資を
前倒しする。
取り組みたいことができる
根拠のある条件を
確認しておきたいですね。
売上は自ら決めることができない
いくら売上目標を掲げたとしても
その売上が実現できるかどうかは
お客様次第ですよね。
売上計画は
自ら決めることができますが
売上の結果は自ら決めることは
できません。
計画を作ったとしても
その売上が実現できるか
分からないとなれば
経費や設備投資の予算の立て方
も変わりますよね。
【編集後記】
昨日は午前中、自宅の掃除や
自分のデスク周りの整理をしながら
次男とのんびり過ごしました。
午後は事務所で
お客様の事業復活支援金の
申請データの準備など。
事業復活支援金の締切りと
3月決算の申告期限が重なると
業務が少し詰まりますね(^^;
【昨日の1日1新】
・タイカップヌードル ムーマナオ味
