見える範囲を増やしていく。
先のことは分からない
「先のことが分からない状況だから、考えても仕方がない」
京都でもこの2021年5月末まで、
と延長された緊急事態宣言について、
再度、延長されるようなニュースも
流れていますし、
次の延長で終わる保障もありません。
経営者の立場としても
先のことは分からない状況だから
考えても仕方がない、
そんな思いになってしまう
かもしれません。
制限が解除されたときに向けた
新たな取組みの準備を始めたとしても
その制限が解除されるタイミング
が分からなければ
その準備もしない方がいいのでは、
とも考えますよね。
でも、先のことが分からない、
からといって
先のことを見ようとしなくてもいい
わけではありませんよね。
先が見えないから見ない、ではなく見える範囲から見る。
確かに3ヵ月後、半年後、1年後の
売上がどのようになるかは
誰にも見えません。
けれど、
遠い未来ではなく
近くに焦点を当てると
見えてくる部分も
ありますよね。
将来の売上がいくらになるか
は分からなくても、
3ヵ月後、半年後、1年後までに
経費がどれだけ掛かるかは
見ようとすれば見ることができます。
毎月発生している
人件費やその他の固定費について
変化がなければ
同じ金額を
3ヵ月後、半年後、1年後まで
支払い続けているはずです。
すると、
1年後まで事業を続けるために
どれだけのお金が必要になるか
は確認できますし、
そのお金を売上で確保しようとすれば
いくらの売上が必要かも
確認できますよね。
あとは、その計算された売上を
実現させることができそうかどうか、
ということだけです。
1年後の売上は分からなくても
明日発生する売上、
これから先一週間で発生する売上
がどれぐらいになりそうか、
イメージできる金額もあるはずです。
何かの宣言を境に状況が変わる
ようなものがない限り、
今日と明日、
今週と来週で
そう大きな変化が起きるものでも
ありません。
そのイメージできる売上金額で
1年後までを考えた場合に
足りないことが明らかなのであれば
見える範囲から何を変えるのか
を考えていく必要がありますよね。
見える範囲から、できるところから
先が見えないから見ないままでは、
今をどう変えればいいか、
ということも考えられなく
なってしまいます。
遠い先は見えなくても、
明日や来週であれば
見えないことはないですし、
明日や来週にできることはないか
と見える範囲から、
できるところから
変えていけることは
ないでしょうか。
【編集後記】
毎月、下旬になると
お客様とのミーティングが
増えてきます。
お話しを伺っていると
この状況の中でも
まだまだできることはあると
気づきを頂いています^^
【昨日の1日1新】
・初めて利用するコインパーキング