中身がよく分からない。ブラックボックス勘定科目を減らしましょう。【支払手数料】

中はよく分かりません。

20180406

決算書を見ただけでは分からない

「支払手数料  2,539,451円」

これ、どんな支払いがあったか
分かりますか?

決算書だったり、
試算表だったりで
会社や事業の実績数字を
見てもよく分からない。

そんなことありますよね。

社長が決算書や試算表に
あまり興味がない、
というのはこんなところにも
理由があるかもしれません。

年間250万円の支払手数料。

月20万とちょっと、
ということは分かるけど、
何の為に払っているものか
分かりませんよね。

中身がよく分からない。ブラックボックス勘定科目を減らす。

決算書や試算表に出てくる

「支払手数料」

これにはどんなものが
含まれているでしょうか。

分かりやすいところだと
こんなものがあります。

・銀行振込で支払いをした時に発生する振込手数料

・インターネットバンキングの使用料

・カード払いで売上代金を受け取る場合のカード会社に支払うカード手数料

他にも

・税理士や社会保険労務士など専門家に支払う報酬

・クラウド会計ソフトやネットサービスを利用する場合の使用料

・会社を守る警備会社に支払う利用料

・フランチャイズに加盟している場合のロイヤリティ

などなど、手数料っぽい支払いが
全て支払手数料に含まれていたり
するんです。

こうなると、
年間250万円の支払手数料が
会社や事業の業績に貢献しているのか
どうかも分かりませんよね。

もちろん、
見直して削減できるか
どうかも分かりません。。

じゃあどうするかとうと、
科目を分けるんです。

税理士や社会保険労務士といった
専門家に支払う報酬であれば
「支払報酬」とか
「顧問料」と分ける。

クラウド会計ソフトや
その他のシステム利用料なら
「システム関係費」

カード会社に支払うカード手数料は
「カード(売上)手数料」

フランチャイズの本部に支払う
ロイヤリティであれば
「支払いロイヤリティ」

科目を分けてしまえば、
決算書や試算表を見るだけで
一目瞭然ですよね。

「顧問料」が多いなと感じれば、
顧問の税理士さんや社労士さんに
相談すればいいわけです(汗)

「支払手数料」が
ブラックボックスになってないか、
同じように
ブラックボックス勘定科目がないか
確認しましょう。

経営のために経理をする

「支払手数料」は一例ですが、
科目とその金額を見ても、
どんな支払いが含まれているかの
よく分からない。

そんな時は
内容が分かるような
勘定科目の名称に変えたり、
別の勘定科目に振り分け
するようにしましょう。

何の為に経理をするかとうと
あくまで経営のためですよね。

どの経費にいくらかかかっていて
それが売上に結びついているのか、
見直して減らす必要がないか、など
確認できなければ意味がありません。

同じ経理をするなら
少しでも経営に役立つ経理に
したいですね。

【編集後記】

この4月から長男、次男ともに
同じ保育園に通っています。

兄弟が同じ保育園や学校にいる感覚は
私には分からないんですけど、
小さい年頃だと安心感には
つながりそうですね^^

【昨日の1日1新】
・クリームブリュレアイス

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