「指摘する」ではなく「相手のきっかけづくり」

怒ることってもったいないな、と。

20181203

税理士に怒られる・・・

「税理士さんにきつく怒られたんです・・・」

こんな話をたまに聞くことがあります。

税理士から見ればお客さんの立場の人に
対して怒るわけです。

お客さんである中小企業が
経営判断として考えたこと、
行おうとすることが
税理士によって否定され、怒られる。

私は怒ることがないので、
怒る理由が分からないんですよね。

お客さんが良くないこと、
例えば税金の法律に違反するような
ことを考えていたならば、

「法律違反になること」

「なぜそれがよくないか」

「違反するとどうなるか」

「もちろん賛成できないこと」

を伝えて、あとは判断して頂くだけです。

法律違反でもない経営判断であれば
なおさら
税理士が怒る必要って全くないと
考えています。

一方で、
実際のお客さまには

「ムダな物を買ったら佐竹さんに怒られる・・・」

と勝手に思われたりもしているので、
それはそれでいいかなと。

怒ったりはしないんですけどね。

「指摘する」ではなく「きっかけづくり」

お客さんに対して怒る、
税理士さんとしては
お客さんを思ってのことでしょうし、
それだけ思い入れがあることの
表れかもしれません。

でも、
本当に怒る必要があるケースって
よほどのことでないかぎり
ありませんよね。

「税理士の顧問契約を止めたい」

という申し出に対して税理士が怒る、
というのもちょっと違うなと
考えています。

止めたいと感じさせてしまっている
事実があるわけですしね。

むしろ、

「なぜ顧問契約を止めたいと考えているか」

を確認することの方が大切です。

そう考えるに至った原因や経緯を
理解すれば解決する方法も
見えてくるはず。

税理士を変更することが
解決につながらないかもしれないし、
税理士側の対応を変えれば済むだけ
の話かもしれません。

これって、
税理士側がどんなスタンスをとっているか
が表れます。

良くないこと、意に反することに対して
怒るという態度を取る場合には、

お客さまに指摘すること

が目的になっています。

悪いことを知ってもらうことが
目的だから、「怒る」という手段も
使いますよね。

そうではなく、

お客さまのきっかけをつくる

というスタンスであれば
どうでしょうか。

良くないことを良くないと
気付いていただくためには
どんなきっかけがあればいいか、
何を伝えればいいか。

知ってもらって終わりではなく、
どう理解して、どう判断するかの
きっかけを作ることに注力するので、
怒る必要ないですよね。

怒ることで、お互いに余計な
ストレスを持つことも
もったいないです。

どんな場作りをするか

「指摘する」ではなく
「相手のきっかけづくり」
を意識すれば、
コミュニケーションの取り方も
変わってきます。

しかも、これは
税理士とお客さんとの間に
限った話ではありません。

社内のコミュニケーションなど
でも同じですよね。

「相手のきっかけづくり」

を意識すれば、
こちらの伝えたいことが
伝わるようにするには
どんな場にすればいいか、
どんな言葉を選べばいいか
も自然と決まってくるものです。

【編集後記】

昨日は車で京都市内を
移動する機会がありましたが、
紅葉が見頃になっているところも
多いですね。

ちょっとした移動や通勤でも
紅葉を見ることができると
癒やされますね。

【昨日の1日1新】

・招善寺

【お知らせ】
■佐竹正浩税理士事務所のサービスメニューはこちら
https://m-stax.com/services/

■税務顧問、税務相談などのお問い合せはこちら
https://balance-blog.com/inquiry/

feedlyでの購読はこちらからどうぞ
feedlyでの購読はこちらからどうぞ
follow us in feedly
記事を最後までお読み頂きありがとうございます!
ブログランキングに参加しています!
にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ
にほんブログ村