ビジョンが明確じゃなくても将来の方向性は共有する

将来について考える時間はありますか。

20201214

将来のビジョンは明確じゃないことが多い

将来どのような事業、会社、お店
にしていきたいか、
将来の理想の状態はどのようなものか、
経営者の方に伺ったときに
明確な言葉が返ってくることは
それほど多くはなかったりします。

もちろん

「うちのビジョンは○○を□□にすること」

と明確な言葉にできていて
日々、経営者自身がそのビジョンを
意識しながら、
社員さんとも共有している。

こうした状態を実現することは
理想的ですが、
そうでなくても

将来の理想の状態はどのような状態か

をイメージしておくことは
欠かせませんよね。

どこに向かっていくかも
定らないままに
事業を続けていると
経営者自身も不安になるでしょうし、
そこで働く社員さんも
不安になるはずです。

ビジョンが明確じゃなくても将来の方向性は共有する

お仕事をさせていただくお客様とは

ビジョンが明確じゃなくても将来の方向性を共有する

ようにしています。

今の事業をどのようにしていきたいか

事業の規模は大きくするのか、維持するのか、縮小するのか

事業は将来、誰に引き継ぐのか

こうしたことを確認して
共有させていただくことで、
税理士側から伝えること、提案すること
だって変わってくるんです。

例えば、
事業の規模を大きくしていく
ことが分かっている場合
で考えてみましょう。

経営者自身が経理業務を行っていれば、
将来は社員さんに引き継ぐ可能性があるので、
どのような仕組みがいいかを考えて
どう移行していくか考える必要があります。

社員さんの採用を継続的に行うために
どのように継続的に
売上、粗利益を増やしていくかを
考える必要があります。

近い将来、会社の移転や新たな拠点の開設
も必要になるので、
新たな融資をスムーズに受けられるような
決算書にできるかがポイントになる。

このようなことを前提に
経営者の方との話しを進めていくこと
になります。

でも、
もし規模の拡大を目指していない、
となれば経営者の方との話の内容も
また別のものに変っていきますよね。

事業を大きくせず、どう維持させるか

が大きなポイントになってきたり
するわけです。

将来を考えるきっかけを作る

中小企業の経営者の方は
事業の経営だけに専念するというよりも
営業や企画、人事、経理、生産、サービス
といった業務を行う
プレーイングマネジャーである
ことが少なくありません。

そうすると

自ら時間を確保して将来のことをじっくり考える時間

が取れないまま
目の前の仕事に集中せざる得ない
状況にもなりかねません。

そうしたときに、
将来のビジョンを考える、
将来の方向性を考える時間を
取ることが

視点を現在から将来に移して考える

きっかけにもなります。

頭の中だけで考えていたことを
口に出して誰かに伝えることで
考えが整理されたりするものです。

経営者の考えの整理が進めば
当然、行動にもいい影響を
及ぼしますよね。

【編集後記】

昨日は家族で
滋賀県のアスレチックへ。

息子達にとって
できるものあれば、
できないものもあるような、
ちょうどいい難易度でした。

こうしたチャレンジできる
機会は重要ですね(^^)

【昨日の1日1新】
・希望ヶ丘 アスレチック

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