どこまでも追いかけ続けましょう。
売上と粗利をセットで押さえる
「会社の数字の中で一番大事なものは?」
そう聞かれたらどう答えるでしょうか?
まず、会社の数字はこちらの図に
してから考えると分かりやすいです。
西順一郎さんのストラック表をもとに
和仁達也さんが売上から利益だけでなく
税金や返済まで加えお金の流れまでを
見える化したお金のブロックパズル。
この図で考えると、
「売上高」
「利益」
「人件費」
といろんな答えが返ってきそうですね。
社長さんや営業担当の方であれば
「売上高」
をとても気にされていると思います。
けれど、私の場合、
「売上高」と「粗利(粗利益)」を
セットで考えるようお伝えしています。
そして、
「売上高」より
むしろ「粗利(粗利益)」
の方が大事とお伝えしています。
いくら「売上高」が
右肩上がりに増えてる、
といっても
商品や材料の仕入が高騰したり、
外注費が増えたりして
粗利益が右肩下がりなっていたら
意味がありませんよね。
経営者自身の給料も
社員さんの給料も
家賃や広告宣伝費も
すべて粗利益から支払われるんです。
売上高も大事ですけど、
粗利益はもっと大事です。
粗利益アップには追いかけ続けることから
粗利益が大事な理由は
粗利益が増えれば
給料を増やすことができ
会社のお金を増やして
経営をより安定的にさせる
ことができるからです。
じゃあ、
粗利益をアップさせるには
どうすればいいんでしょう。
まずは、
粗利益を追いかけ続けること
から始めましょう。
中小企業の社長さんの頭の中では
毎月の売上高は頭の中に入っているけど、
毎月の粗利益までは頭の中に入っていない。
そんな方も少なくないんです。
売上は請求書を見れば分かりますけど、
売上から商品や材料の仕入、外注費など
を引いた粗利益となると、
経理をしないと分からないですしね。
でも、その経理の仕組みを作って
毎月の粗利益がいくらになっているか、
売上に対する粗利益の占める割合、
粗利益率がいくらになっているか
を確認すること。
目標の売上はいつも確保しているけど、
現状の粗利益だけだと、
給料や家賃など経費の支払いはできても
借入の返済までする余裕がない。
そんなことになりかねません。
だから、
まずは毎月の粗利益を追いかけ続けること
が大切です。
毎月いくらの粗利益額が必要かを
把握して、
その数字を確保すれば
赤字なったり、お金がなくなる
なんてことを防ぐことができますよ。
まとめ
○○率、□□率、△△率、
といった比率がいっぱい並んだ
資料を眺める前に
毎月の粗利益額と粗利益率を追いかけ続けること
から始めてみましょう。
【編集後記】
これまでは毎月の粗利益を
確認することがなかった。
そんな中小企業さんに出会うことが
よくあるんです。
だからこそ、粗利益を追いかけて
十分な粗利益を確保しているのかを
確認すること。
更に「いくらの」粗利益のアップが必要か
「いくらの」経費の削減が必要かを考える。
今まで取り組んでいないのであれば
取り組むだけで経営は良くなりますよね(^^)
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