どちらに意識を向けますか。
売上が増えるかどうかはどうすることもできない
「売上が増えなくて困っている」
「国や地方自治体の措置によって売上減少が避けられない」
売上に関してお困りの経営者の方は
少なくないと思います。
特に昨年からは感染症の影響もあって
順調だった売上がある日突然ストップする、
キャンペーンがあると一時的に売上が回復する、
といったことが短期間に起こっています。
これから先の売上も
見通せない状況です。
ただ、忘れてはいけないことは
売上が増えるかどうかはどうすることもできない
ということです。
いくら売上を増やしたい、
と考えて行動をしたとしても
実際に売上が増えるかどうかは
お客様が決めること。
お客様の意思決定まで
変えることはできないので、
どうすることもできませんよね。
どうすることもできないことより向上できるものへの意識
売上が増えるかどうかはどうすることもできない
からといって
何もしないわけではありません。
事業を維持していくためには
必要な売上金額があります。
一時的には助成金や給付金などで
事業を維持するために必要な売上の確保
ができなかったとしても
事業を存続させることが
できるかもしれません。
けれど、
助成金や給付金などは
いつまで受け取れるか分かりませんし、
いつかは無くなることでしょう。
だからこそ
必要な売上を確保していくために
大切なことは
どうすることもできないことより向上できるものへの意識を持つこと
です。
売上が増えるかどうかは
分からなくても
売上を増やすために必要なこと
であれば向上させること
ができますよね。
売上の構成要素を3つに分けると
1)客数
2)客単価
3)購入頻度
になります。
1)客数 を増やすのであれば、
それだけ多くの人に知ってもらう必要が
ありますよね。
どうやって認知度を上げるか、
広告やSNSその他、取り組みことは
ないでしょうか。
2)客単価 を増やすのであれば
メニューを見直す、セットやオプションの
商品やサービスを考えること。
3)購入頻度 であれば、
これまで購入履歴のあるお客様に
何をどのように伝えるか。
どうすることもできない売上金額自体よりも、
向上できる売上の構成要素を上げるための手段
に意識を向けたいものです。
どこに意識が向いているか
自社の売上金額ばかりを気にしている
状況であれば、
自社の業績への関心が高い、
自分自身に意識が向いているとも
言えます。
一方で、
客数や客単価、購入頻度への意識が高まると
意識の向き先も自分自身から相手の方に
変わっていきます。
例えば、
購入頻度を高めるためには
お客様の満足度を高める必要があります。
どうすれば、
お客様の不安を解決できるか、
実現したいことを実現できるか、
を考えるようになるでしょうし、
実際に行動に移していくこと
にもなりますよね。
意識がどこを向いているかは
常に意識しておきたいですね。
【編集後記】
昨日の午後は
息子たちと公園と図書館に
行ってきました。
公園では
スポンジのバットとゴムボールで
野球をしたたのですが、
次男がまたやりたいと言ってくれました。
一緒にキャッチボールができる日が
来るといいのですが(^^;
【昨日の1日1新】
・初めて利用する公園