入力の早さではなく、経理業務全体の早さを目指す
丸投げからクラウド会計へ切替え
お客様に使って頂く会計ソフトは
マネーフォワードクラウドかfreee
のどちらかを使って頂いています。
以前の会計事務所では
通帳のコピーや手書きの伝票など
一式の資料を渡していて、
会計ソフトへの登録を丸投げ
をされていた企業さんも
クラウド会計に切替えて頂きました。
クラウド会計での決算も6年目に入り、
年々、経理処理のスピードが
上がってきています。
最初の年は、私も一緒になって
クラウド会計への取引の登録作業を
かなり行っていて
決算を仕上げるのにとても時間が
掛かっていた記憶があります。
それでも
ネットバンキングなどから取込んだ明細の
自動登録ルールをメンテナンスしたり、
領収書や請求書などから簡単に取引の登録が
できるようテンプレートを用意したり
クラウド会計の使い勝手を高めてきました。
便利な使い方やチェック方法など
お伝えしていくことで、
こちらが修正することも
減って来ています。
大切なことに時間を使ってもらうためにクラウド会計を活用する
単純な取引を登録する速度を
重視するのであれば、
クラウド会計ではなく、
PCにインストールするタイプの
会計ソフトの方がいいかもしれません。
けれど、
大切なことに時間を使ってもらうため
にもクラウド会計を活用して頂く
ことを勧めているんです。
基本的にはお客様側でクラウド会計を
使って経理をして頂くのですが、
税理士側がクラウド会計の設定を
メンテナンスしながら、
お客様の登録内容の修正方法をお伝えして
より簡単に、より早く
経理を進めて頂ける環境を
作っていきます。
クラウド会計と連携する給与や請求書の
システムを紹介して、導入のサポートを
行うことで業務の効率化を図ることも
その一つです。
社長がクラウド型の請求書システムで
請求書を作成、発行し、
経理をする奥様はクラウド会計から
請求書システムのデータを取込むだけで
売上の取引を簡単に、正確に登録すること
ができるようになります。
クラウド会計と連動する
経費精算アプリを社員全員に
使ってもらうことで
経費精算に関わる経理業務の時間を
短縮しているケースもあります。
こういったことを積み重ねることで
経理のスピードを高めて頂き、
経理に関わる時間を減らしていきます。
経理の担当者だけでなく、
経営者自身にも直接クラウド会計に
ログインしてもらうことで
数字の確認をして経営の判断に
活かしてもらえるになったり。
税理士側もお客様が登録した
会計データをチェックする時間が
短縮され、その精度も高まっているので
数字のチェック、修正に掛ける時間が
減っていきます。
その減った時間を活かして
お客様の経営に役立つことかを考え、
紹介したり、提案する
時間が生まれていくんです。
もし、これが会計事務所に
全てを丸投げする形式であれば、
お客様側は毎年、資料の用意をする
税理士側は預った資料から会計ソフトへの取引の登録作業をする
ことが毎年続いていくわけです。
経理の時間を短縮して
経営に関わる時間を増やすことは
難しいですし、
数字を確認できるように
なるまで時間が掛かって
しまいますよね。
数字に向き合い、理想の経営に近付ける
経理に関わる時間を短くする、
経営者自身が数字に触れる時間を増やす、
税理士が作業に取られる時間を減らして
お客様の行動、結果につながるような
準備ができるようにする。
クラウド会計を使うことは
あくまで手段しかありませんが、
数字に向き合い、理想の経営に近付ける
ようにして頂くためにも
クラウド会計を利用して
税理士がそのクラウド会計の
利用をサポートすることは
有効な手段になります。
【編集後記】
先日からマイナポータルに
アクセスしていろいろと
試しています。
まずは
10万円の特別定額給付金の申請
をする予定ですが、
これを機にマイナンバーカード、
マイナポータルの利用が増えると
いいですね。
ちなみに、
京都市はまだ
特別定額給付金のオンライン申請
の受付を開始していません・・・。
【昨日の1日1新】
・マイナポータル自己情報表示の利用
・マイナポータルとねんきんネットをつなぐ