目に見える分かりやすい数字だけでなく、隠れている数字を押さえる

分かりやすい数字だけでは伝わらない

20210125

分かりやすい数字で本質が伝わるかどうか

普段、数字を扱う仕事をしていると
お客様にどの数字を伝えるべきか、
を考えることがあります。

売上げが増えてきている状況で、
前月比、前年比の売上だけを報告すれば
当然、事業が順調に推移している、
と感じますよね。

でも、
その分かりやすい売上という数字だけで
本質が伝わるかというとどうでしょうか。

例えば、
売上げが増えていることだけ見て
事業が順調だと言えるでしょうか。

売上げは増えているけれど、
粗利益は年々下がってきている、
1件あたり契約単価が下がっている。

売上の増加に伴い、
固定費も増加しているので
売上げが下がったときのリスクが
高まっている。

本質にどこまで近付けているでしょうか。

目に見える分かりやすい数字だけでなく、隠れている数字を押さえる

目に見えている分かりやすい数字だけでなく
隠れている数字を押さえて、
本質を追求することが
必要だと考えています。

例えば、
売上高という数字であれば、
客数、客単価、購入頻度に分解してみる。

売上が増えていても
理想的な増え方なのか、
想定していない増え方なのか、
を確認することができます。

今は売上げが増えていても
新規の客数が減ってきているから
将来的に売上げが減ってくるリスクがある。

こんなことが分かりますよね。

売上を分解した構成要素を
確認していくことでより実態を
把握していくことができます。

他にも単年度の黒字、赤字だけ
では判断できないケースもあります。

数年単位の周期で売上が大きく増える
タイミングが訪れる。

設備投資や人材採用などを
先行して行った年度では赤字だったものの
翌年からその効果により黒字になった。

単年度の決算書からは分からないこと
だってありますよね。

数字から仮説を立てて考える

目に見える分かりやすい数字だけでなく
隠れている数字を押さえて
本質に迫るためには

数字から仮説を立てて考える

ことも必要です。

売上を増やすために
客数や契約件数を増やす。

数字上は可能であったとしても
その客数や契約件数に対応するために
現在の人材や設備で対応できるか、
人件費や家賃など固定費を増やす必要がないか。

人件費や固定費を増やせば、
それらをまかなうために必要な
売上げ水準はどのようになるか。

目の前の数字から
どんなことが考えられるでしょうか。

【編集後記】

昨日の午後は事務所へ。

今週は月末ですが
仕事とプライベートの予定が
変則的になるので、
できることを前倒ししないと
焦ってます(^^;

【昨日の1日1新】

・特になし

【お知らせ】
■佐竹正浩税理士事務所のサービスメニューはこちら
https://m-stax.com/services/

■税務顧問、税務相談などのお問い合せはこちら
https://balance-blog.com/inquiry/

feedlyでの購読はこちらからどうぞ
feedlyでの購読はこちらからどうぞ
follow us in feedly
記事を最後までお読み頂きありがとうございます!
ブログランキングに参加しています!
にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ
にほんブログ村