「利益は減らせばいい」を払拭する。

理想の利益を目指すこと

20181210

利益は減らしたほうがいいんでしょ

「利益は減らしたほうがいいんでしょ」

「利益を出し過ぎない方がいい」

経営者の方から
そんな話を伺うことがあります。

なぜ、利益を減らしたいかというと

「支払う税金を減らしたいから」

という理由であることが多いです。

とにかく支払う税金が減れば

「いい決算」

と評価されて、
逆に、利益が増えて、
支払う税金が増えれば

「いい決算」

とは評価されないことが
多いんです。

利益が増えている、
ということは
取り組んでいる事業が
上手くいった証拠でも
あるはずですが。。

「利益は減らせばいい」が生まれる理由

なぜ、こうした

「利益は減らせばいい」

といった考え方が生まれる
のでしょうか。

理由は3つあります。

1.税金が減ってよかったという経営者の声

決算で利益を減らして
支払う税金が減ったことを喜ぶ
経営者の方の声が
別の経営者の耳に届くんです。

「税金の支払いがほとんどなくてよかった」

という話を聞いた
別の経営者の方も
自社でもなるべく税金を減らしたい
と考えてしまいます。

そのため

「どうすれば税金を減らすことができるか」

に意識を向けてしまい、

「どうすれば利益を増やすことができるか」

とう発想から遠ざかってしまいますよね。

支払う税金が減ったとともに
お金まで減らしてしまった。

という情報までは誰も
話をしたりしませんよね。

2.「赤字でもいい」という考え方

経営に関する書籍の中には

「赤字にしたほうがいい」

という目に付くタイトルの書籍が
あったりもします。

赤字にすることのデメリット、
お金が減っていくことや
金融機関への影響よりも
赤字にする、つまり
利益を減らした方がいい
という考えにつながって
しまいますよね。

でも、実際に

「赤字にしたほうがいい」

と書籍の内容も
ただ赤字にしたほういいという
話ではなくて、
お金を増やすための手段として
赤字にすることに触れていたり
するのです。

値下がりしてしまった
土地を売ることで、
お金は入ってくるけど
売却損という経費が発生して
赤字になることがあります。

あるいは
売れなくなった商品を
在庫処分セールで
原価以下で販売して
利益は生まないけど
お金を生むケースだって
あるんです。

赤字にも種類が
ありますからね。

利益と税金とお金のバランス

どんな経営者でも
経営を続けていくかぎり
お金を減らしていきたい、
とは考えませんよね。

でも、

利益を減らして税金を減らしたい

という思いが先行してしまうと
多少、お金が減っていても
目を向けなくなってしまうものです。

そうではなくて、
どんな利益を残して
どれぐらいの税金を支払う
ことになって、
その時のお金の残高は
どう変化するか。

そのバランスを見れば

ただただ利益を減らそう

とは考えなくなりますよ。

【編集後記】

昨日は家族で京都水族館に
行ったあと、
梅小路公園の遊具のある広場へ。

いくら寒くなっても
大きな遊具を目の前にすること
子供のテンションもあがりますね。

これから寒くなっても
子供が思いっきり体を
動かせる場所に
足を運んだほうがいいですね(^^;

【昨日の1日1新】

・Kindle Fire HD8

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