1つの視点です。
業務のヒアリングで確認すること
クラウド会計の導入を行ったり、
新たに税務顧問業務を
担当させて頂く際には
現状、どのように業務を行っているか
ついて確認させて頂きます。
どのような流れでお金や書類
が流れていく、
誰がいつどんな役割をしているか。
それに対して
税理士はどの部分で関わるのか。
こう確認していくと
現状の業務の中で
ダブっている業務があることが
見つかることもあるんです。
生産性を上げるための取り組み。ダブりを探して減らす。
領収書や請求書から
会計ソフトへ取引を登録する業務は
税理士事務所に依頼している。
と同時に経営状況を確認するために
税理士事務所が作成するデータとは別に
社内で業績把握のための集計作業
を行っている。
こうしたことが分かれば、
業務を見直すことで
生産性を上げることが
できるかもしれません。
税理士事務所が会計ソフトへ
取引を登録するタイミングを
早めることで、
会計ソフトのデータを使って
業績把握のための資料を作成する。
もしくは
会計ソフトへの登録作業を
税理士事務所ではなく
自社で行って、
会計ソフトのデータを
税理士事務所と共有する。
ダブりがないか、という視点で
仕事の流れを確認することで
生産性を上げるポイントを
見つけることができますよね。
自動化の前に簡素化
Excelデータの数字を見ながら、
会計ソフトに数字を打ち込む。
Excelデータを作成することと
会計ソフトに数字を打ち込むこと
がダブっていますよね。
Excelデータからそのまま
会計ソフトにインポートする
方法に切替えれば
ダブりがなくなります。
経営者や管理職だけが参加する
会議で決まったことについて、
それぞれの管理職が
自分の部署のメンバーに
会議内容を報告している。
会議内容を報告することが
ダブっているのであれば、
議事録を作成して、
メールなどを使って
対象者に一斉に配信する。
業務の生産性を上げる手段として
自動化というキーワードを
よく聞くようになってきました。
ダブっている業務があれば
自動化よりもまずは業務を簡素化すること
で生産性が上がること
はないでしょうか。
【編集後記】
昨日は新しい税理士用の
電子証明書の発行手続き
を行いました。
ソフトをインストールして
現在の証明書を使って
申込みボタンをクリック。
5分も掛からずに
終えることができました。
こうした業務の簡素化は
どんどん進めてもらいたいですね。
【昨日の1日1新】
・第五世代税理士用電子証明書 申込