今期の売上よりもお金とこれからの事業の取り組みを議題にする

定例の打ち合わせで何を話し合いますか

20220729

話しの中心が売上だった時代

現在、税理士業界に転身して15年ほど
になります。

当時から10年ほどまでであれば
お客様との打ち合わせをするときの
話しの中心は

今期の売上高について

でした。

前期と比べてどうだったか、
計画と比べてどうだった。

想定通りの売上を残せなかった場合には
その理由を確認して、
これからどんな取り組みをするか
といった内容です。

当然注目しているところは
来月、その先と今期の売上になるので、
今後の事業の方向性をどうするか、
その方向性に向けて今から何に取り組むか
といった話しができませんでした。

今期の売上よりもお金とこれからの事業の取り組みを議題にする

現在のお客様との打ち合わせでは、
当期の売上ももちろん確認しますが、
それよりも重視しているものが
あります。

1つは、「お金」です。

現在のお金、預金残高がどれだけあるか、
預金だけでなく積立しているものを
解約手続きをすることで自由に使えるものが
あればそういったものを含めて
どれだけのお金があるかを把握すること。

さらに、
「お金」の増減の傾向を把握すること。

通常の営業サイクルの中で
お金を増やすことができているか、
それともお金を減らす結果になっていないか、
今後は傾向はどうか。

売上がいくら増えていたとしても
事業のお金が減り続いていれば
何らかの手立てが必要になりますよね。

一方で、お金を増やすことができれば
実際に手元に残しておきたい残高と比べて
まだ増やす必要があるのか、
想定している金額は確保できたのであれば
増やすことだけでなく投資する選択肢
だって生まれますよね。

そして、もう1つは

これからの事業の取り組みについて

です。

現在は事業が上手く回っていたとしても
3年後、5年後も今と同じように
進めていてもいいか、
外部環境がどう変化していくかが
不透明な現在にあって今から取り組むこと
はないか。

将来、実現したいことがあるのであれば
それに必要なお金がどれぐらい、
今から取り組んでいくことには
どんなことがあるか。

これからの事業のことに目を向けると
いくら今が順調であったとしても
今から手を打っておくことがないか、
準備を始めていくことで環境の変化
にも耐えられる事業の体質を作ること
ができるかもしれませんよね。

また、
新たなことにチャレンジする場合には
失敗もつきものですが、
いち早く小さくチャレンジすれば
失敗したとしてもそのダメージを
小さく抑えておくことだって
できるはずです。

議題の選択で打ち合わせ内容も変わる

お客様との打ち合わせでは
必ず「打ち合わせ議題の資料」
を用意しています。

https://balance-blog.com/menu

こちらで事前に
「打ち合わせ議題の資料」
を用意することで
どんな話しが必要かを考える時間ができ、
どんな話しをしようかという
シミュレーションを行うことにも
なります。

お金のこと、これからの事業のこと
についてもその議題の項目としておけば
自然とその議題について話し合い
ができますよね。

どんな議題を選択して、用意するか
で話し合う内容も変わります。

そしてその話し合いを
どれだけ積み重ねるかで
事業の進め方も変わってきますよね。

【編集後記】

昨日は終日事務所にて
3件のオンラインミーティング
を行いました。

当期の売上の実績、見通し
はもちろんのこと
お金とこれからの事業
についてのじっくり
話し合うことができました。

【昨日の1日1新】

・とくになし

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